こんにちは。
横浜市猫専門ペットシッター(キャットシッター)の西谷「ねこのお世話屋」です。
このブログに興味を持っていただきありがとうございます。
素朴な疑問をお伺いしましたので、それに回答しようと思います。
この記事を読むと
・キャットシッターになるために必要な要素
が理解できます。
気軽に最後まで読んでもらえると嬉しいです。
キャットシッターって、猫を飼ったことがある人なら誰でもなれるの?
ずばり答えは
誰でもなれるチャンスはあるけど、誰でもなれるわけではない
です。
先に以下の記事を読んでもらえると、理解が深まりやすいです。
猫を飼ったことがあるということは、キャットシッターという仕事をする上で
優位になる経験であるのは、言うまでもないです。
ですが、ちょっと想像してみてください。
料理を毎日している主婦の方が飲食店を経営したら
全員が繁盛できるお店を作れるでしょうか?
答えはNOだと思います。
キャットシッターという仕事は
猫を飼ったことがあるだけでは、なれません。
どういう人が向いているかを、以前の記事とは違った視点で説明していきますね。
①責任感と信頼性が必要だから
キャットシッターは、飼い主さんがご旅行やご出張など、
猫ちゃんのお世話ができない時に、代わりに猫ちゃんのお世話をする仕事です。
たとえば、10月1日から3日まで旅行に行くのでシッターをお願いするとします。
1日の夜と2日の夜に来てもらうようにお願いされ、ご予約を承りました。
そしたら当然1日の夜と2日の夜に、猫ちゃんのお世話をしに伺わなければなりません。
個人的な優先したい用事ができたから、
ちょっと具合が悪いから、
なんて理由でキャンセルしたり、リスケするわけにはいかないです。
なので、お引き受けしたご予約は遂行しなければいけません。
もし簡単にキャンセルしたり、約束通りの日時に行かなかったら
2度とそのお客様から依頼されることはないでしょう。
場合によっては、悪い口コミを書き込まれて
それを見た他のお客様からのご依頼もなくなるかもしれません。
それではキャットシッターという仕事を続けられなくなりますよね?
信頼性という点でも、
きちんと挨拶が出来る
清潔感がある
など、ほかにもありますが、必要ですよね?
もし自分が猫ちゃんのお世話を頼もうとした時に
服装も身なりも汚く、ろくに目を見て話せないような人が
ベテランのキャットシッターだったとしてもお願いしたいと思うでしょうか?
ただ飼った経験があるというだけでは、キャットシッターになれないことが
わかると思います。
②コミュニケーション能力が重要だから
キャットシッターというサービスのお客様は、誰でしょうか?
お留守番猫ちゃん?
飼い主さん?
もちろん飼い主さんがお客様です。
猫ちゃんからは、料金をいただけません。
(この広い世界には、お金を沢山持ってる猫ちゃんもいるかもしれませんけど、
お金の管理をしているのは必ず人間だと思うのですよ)
お客様である飼い主さんと、コミュニケーションが取れないことには
契約もできないし、実際のシッティングにも伺えないです。
キャットシッター派遣会社で、お客様とのやりとりはすべて会社側で対応して
シッティングはシッターに任せるといったケースもあるでしょう。
その場合も、派遣会社側とコミュニケーションが取れないと
派遣要請されないですよね。
人間が苦手で、動物に関わりたいという性格の方にはできる仕事ではありません。
③猫の基本的な知識が絶対不可欠だから
猫を飼っている、猫を飼ったことがある方は
猫を飼ったことがない人よりは知識豊富なのは間違いないです。
私自身、元々飼う前から猫のことが大好きで、猫に関する知識はあるほうだと
思っていました。
でも飼い始めてから、そんなことはないと気づきました。
飼ってみたから、わかることや、知らなくてはならないことが沢山あったからです。
例えば猫が爪とぎすることを飼う前から知っていましたが
頻繁にすることは知りませんでした!
(せいぜい1日に1~2回なのだろうと勝手に思っていたのです)
壁やふすまが、あっという間にアート作品に変化していくことにビックリ!
ということで飼い猫から教わることが沢山あります。
でも、それだけでは不十分で
自分の飼い猫以外の、猫全般に関しての知識が必要です。
たまたま吐き癖のない猫ちゃんしか飼ったことがなく、キャットシッターになり
お客様の猫ちゃんが吐き癖のある子だとビックリして慌ててしまうかもしれません。
吐き癖のある猫ちゃんもいる、ということを知らなければ
事前打ち合わせで、そのことについてヒアリングすることもできませんよな。
猫ちゃんの生態に関して網羅的に知っておくことが絶対不可欠なのは
おわかりいただけたでしょうか?
個人的に必要だと考えている資質について
キャットシッターという仕事に限らず
生涯猫について勉強しようという気持ちも持っている人が向いていると
わたし自身は考えています。
例えば過去30年で猫の平均寿命は10年以上のびました。
10年という年月で、猫は約40歳年をとります。
そう考えると飛躍的に寿命が延びています。
すごいことですよね!
その原因は種々様々ですが
猫の生態に関する研究が進んでいる
猫に関する医療が進んでいる
ことが挙げられます。
ということは、猫に関する知識もアップデートしているんですね。
自分の中での猫に関する知識も同じくアップデートしていかないと
お客様からの信頼を得ることはできないです。
そういう意味で学び続ける意欲のある人のほうが
この仕事に向いていると、個人的には思っているわけです。
猫を飼ったことがあれば、キャットシッターになれるの?
について、現役プロキャットシッターがお答えしました。
参考になれば嬉しいです。
それでは次回の記事も、見に来てくださいね!
最後までご覧いただきありがとうございました。
コメント