こんにちは。
横浜市猫専門ペットシッターの西谷「ねこのお世話屋」です。
「ニシヤネコノオセワヤ」と読みます。
実は猫好きさんの中でも認知度の低い職業なので、
キャットシッターの仕事がどういうことをするのか、ご存じない方も多いです。
ましてや猫好きでない人には
「え?そんな仕事あるんだ??」
とキョトンとされることもしばしば・・・
なので、今回はプロの現役キャットシッターがお答えします。
今回の記事を読むと
・キャットシッターの仕事内容
・どんなことに気をつけて仕事しているか
をざっくりと理解できるようになります。
ぜひとも最後までお茶でも飲みながら読んでください!
はじめに
前回の記事でも説明していますけど、言葉についてです。
私自身は「猫専門ペットシッター」と名乗ることが多いですが
「キャットシッター」という言葉のほうが馴染みのある方も多いので
このブログではキャットシッターという表現を使っています。
猫専門ペットシッターもキャットシッターも、言葉の定義に違いはありません。
キャットシッターを一言で表すとすると
まずはキャットシッターという仕事を一言で表すと
「飼い主であるお客様のために、猫ちゃんのお留守番を安心・安全にサポートする」仕事です。
ただ、なかなかこの表現では伝わらないので
キャットシッターという職業を初めて聞いたという方には
「ベビーシッターの猫版」
と言ったりもします。
いわゆる猫ちゃんのお世話のプロですね。
仕事の内容はステージ別に分けると、ざっくり3ステップ
今回このブログ記事で説明しているのは
訪問型キャットシッターの仕事内容です。
ホテル型キャットシッターの内容ではないので、ご注意ください。
訪問型キャットシッターとホテル型キャットシッターの違いについては
別の機会に詳しく説明しますので、
ここでは、2つのタイプがあるのね!くらいで大丈夫です。
気になる仕事内容ですが、ステージ別に分けると大きく3つです。
- お客様との打ち合わせ
- シッティング
- ご報告とアフターケア
それぞれの仕事内容についてお答えしていきますね。
ステップ①お客様との打ち合わせ
「打ち合わせするの?」
と驚かれた方もいらっしゃるかもしれませんね。
初めてのお客様とは必ず打ち合わせをします。
なぜなら、お客様に代わってお留守番する猫ちゃんのお世話をするためには
普段お客様が猫ちゃんのお世話をどのようにしているのか、
知る必要があるからです。
例えば、Aちゃんという猫ちゃんのお世話に行くことになり、打ち合わせに伺いました。
Aちゃんは普段1日2回ごはんを食べています。
ごはんはロイヤルカナンのドライフードを1回25グラム。
お水は浄水器のお水を2か所。
お皿を洗って拭くのはキッチンペーパー。
ゴミはキッチンのゴミ箱へ。
トイレはシステムトイレが2か所。
トレーのシートは1週間交換不要のもの。お客様がお出かけ前に交換する予定。
うんちは臭わない袋に入れて、玄関前のゴミ箱へ。
水道はキッチンのものを使用可。
他にも実際の打ち合わせでは色々お聞きしますが。
上記の内容を何も打ち合わせしないで、シッティング当日に伺って
対応できる人いますか?
もし出来る人いたら天才です!うらやましい!!
わたしは出来ません。
おそらくほとんどの人はできないと思います。
猫ちゃんのお世話のやり方は十人十色です。
なので、お客様と事前の打ち合わせをしておくことが必要なのです。
ステップ②シッティング
打ち合わせをして双方納得の上契約したら。お客様のご希望の日にシッティングに伺います。
シッティングとはお世話をする、という意味の言葉です。
仕事①で伺ったお世話の内容を再現し
おトイレを片付け
ごはんをあげ
お水を交換します。
あわせて、猫ちゃんの健康観察もします。
例えば、前述のAちゃんの場合、
システムトイレのうんちを臭わない袋に入れて、玄関のゴミ箱へ。
ごはんは、まずお皿を洗い、キッチンペーパーで拭き、
ロイヤルカナンのごはんを25グラム入れる。
お水は2か所、浄水器のものに交換する。
ざっくり言うと上記の通りお世話をします。
そしてAちゃんの健康観察は
片付けたうんちの状態や
Aちゃんの表情やしぐさ。
触れる猫ちゃんであれば、撫でてみて体温が高すぎないか
ケガをしていないか
などをチェックします。
こちらもざっくりいうと上記内容が健康観察になります。
その他打ち合わせでお聞きしたことを対応します。
鉢植えにお水をあげてほしい。
宅急便の不在通知が入っていたら写真に撮って送ってほしい。
などなど。
ここまで終わったらいよいよ仕事③に入ります。
ステップ③ご報告とアフターケア
一連のシッティングが終わったら、お客様にご報告します。
報告の仕方も打ち合わせで伺った方法でご報告です。
Aちゃんの場合、
「うんちが1回分、健康的なものでした。
ごはんはロイヤルカナンを25グラム用意しました。よく食べてました。
お水も2か所交換済みです。よく飲めていました。
とても元気にお留守番しています」
と報告します。
これもざっくりとした内容なので、実際はもう少し丁寧なご報告ですよ!
もし可愛い写真や動画が撮れたなら一緒に送ります。
お客様はこれが一番の楽しみだったりするので、できるだけご要望に沿うように
写真撮影しておきます。
ご報告が終われば速やかに退室します。
そして、後日お客様がご帰宅されたら
これも打ち合わせで確認しておいた日時に鍵のご返却に伺います。
この時にシッティング当日の様子を少し補足してお話ししたりすると
お客様とのコミュニケーションにもなるので大切な時間ですね。
何に気をつけているか
ざっくりとした3ステップでキャットシッターの仕事内容を説明しました。
キャットシッターは何に気をつけているかわかりましたか?
それはずばり
「打ち合わせでお客様の要望をしっかりとヒアリングすること」
です。
これが出来ないとキャットシッター失格だと個人的に考えています。
キャットシッターはお客様に猫ちゃんの安心・安全なお留守番を提供するサービス業だからです。
なぜざっくりとした内容なのか?
ざっくり3ステップでキャットシッターの仕事内容について説明してみました。
なんだかざっくりしすぎて、物足りないと感じた方もいらっしゃるかもしれません。
プロの現役キャットシッターとしては、もちろん事細かに説明することは可能です。
でも、わたしはこの仕事が大好きで、誇りを持っているので
細かく説明し始めると
2万文字くらいになっちゃうと思います。
せっかくこの仕事の魅力を伝えたいのに、長文過ぎて逆効果になってしまっては本末転倒ですから。
細かい説明は別の記事で追い追いしていきたいと思いますので
よかったらまた読みにきてくださいね♪
最後までご覧いただきありがとうございます。
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