「動物取扱業取れたら、やらなければならないことは何?」現役プロのキャットシッターが解説します

つれづれ
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こんにちは。

横浜市で猫専門ペットシッターをしている西谷「ねこのお世話屋」です。

「ニシヤネコノオセワヤ」と読みます。


いつもご覧いただきありがとうございます。



以前に動物取扱業とは?ということで記事を書きました。


そこから取得した後のことについてお問い合わせをいただいたので

その回答になります。


今後キャットシッターとして個人開業を考えている方にとって

参考になると思いますので、お茶でも飲みながら読んでくださると嬉しいです!



今回の記事を読むと

・動物取扱業を取得したあとの業務

が理解できるようになります。




動物取扱業取れたら、やらなければならないことは何?


まず今回の解説の前提として

個人開業している訪問型キャットシッターの場合に必要な業務

ということを念頭に置いてください。


すこしおさらいですが

訪問型キャットシッターが取得すべき動物取扱業は

第一種

種別「保管」

飼養施設なし

です。

わたしは訪問型キャットシッターですので、他の職種や

キャットシッターでもホテル型の経験がないので語れないことをご了承ください。



動物取扱業取得したらやること①標識を作成する


標識って?と思われますよね?

正式には

第一種動物取扱業者標識

といいます。



写真は横浜市の書式ですが、おおむね内容はどの自治体も変わらないと思います。

必要事項をすべて記入します。

そして記入した標識は用紙は事業所入口のわかりやすいところへ設置しなくてはなりません。


これについては、動物取扱業を取得する時に指導があります。


訪問型キャットシッターの場合、お客様が事業所にいらっしゃることは

まずないのですが、

「必ず設置してください」

とのことでした。


なので必ずやりましょう。



動物取扱業取得したらやること②ホームページへ情報の記載


ホームページを設置するしないは、開業する方の好みの問題なのですが

もしホームページを利用するなら

①で作成した標識に記載した内容をホームページにも記載が必要になります。

・氏名

・事業所の名称

・事業所の所在地

・第一種動物取扱業の種別

・登録番号

・登録年月日

・有効期限の末日

・動物取扱責任者


これをしないと怒られます。

怒られるという表現は、すみません、いまいちですね。


動物取扱業を営んでいる者は管轄の動物担当課に監視されています。

監視されるというとちょっと怖いのですが

ちゃんと法律順守して営業しているかどうかを見張られているのです。


で、「ホームページの動物取扱業の情報が不十分ですね」

といった指導をいただくわけです。


なにかまったく別の職種で個人開業する場合よりは厳しく思えるかもしれませんね。




動物取扱業取得したらやること③動物取扱責任者研修への参加


1年に1回、動物取扱責任者研修が行われます。

横浜市の場合は横浜市動物愛護センターが主催で開催されます。


お知らせのお手紙が届くので、それに従い研修へ参加します。

この研修というのが動物取扱業を持っているすべての責任者が対象なので

獣医師、看護師、トリマー、ペットショップオーナーなど

さまざまな方が一緒に参加する研修なので

キャットシッターという職業とは直接関係ない内容の研修の年もあります。

それでも責任者であれば、参加必須です。

ちなみに横浜市の場合は研修費の1000円を支払います。

他の自治体はどうなのでしょうか?

ご存じの方がいらっしゃったら、ページトップの問い合わせフォームから

教えてください!




動物取扱業取得したらやること④取引状況記録台帳の記載

キャットシッターとして仕事をしたら、

それを取引状況記録台帳へ記載しなければなりません。


記載内容は

・取引年月日

・取引の相手先

・取引内容

・相手方の関係法令順守の状況

・担当者氏名

・備考

となります。

この書式自体は、すべての動物取扱業者向けなのでキャットシッター用ではありません。

なので表現がわかりづらい書式なのですが

キャットシッタとしては

いつ

だれの

猫ちゃんを何匹

お世話をしたか、を記載していくわけです。

シッティングの都度記載していく必要があるので

(後からまとめて記載してもいいと思いますが、思い出しながら書くから面倒)

シッティングして、お客様にご報告したら終わり!

とはいかないのです。



事務的な作業も必要



ということで、キャットシッターを個人で開業するとなると

事務的な作業も必要です。


事務が苦手だからキャットシッターになりたい!

と思った方には衝撃的な事実かもしれませんね。


どうしても苦手でやりたくない場合は、動物取扱責任者の元で

従業員としてキャットシッターになる方法もありますし、

個人で開業しても、事務はアウトソーシングするという方法もあります。

といっても、わたし自身はアウトソーシングできるほどの立場ではないので

粛々と事務作業もやっているわけですが。。。




ということで動物取扱業を取得後にやらなければならないことについて

解説しました。



最後までご覧いただきありがとうございした。

次の記事も楽しみに待っていてもらえると励みになります!



現在キャットシッターになりたい方向けの動画講座を作成中です。

公開できたらお知らせさせてください!


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